悪魔くん 


 やあ。おれは悪魔くんと呼ばれる小学生だ。
1万年に1度現れてこの世を救うとされている救世主。
 それがおれ悪魔くんだ!!!
 おれは魔方陣で仲間の悪魔たちを呼び出し、邪悪な妖怪たちと戦っている。

・・・エロイムエッサイム・・・・エロイムエッサイム・・!!!





 悪魔くん「おい。おまえいいもん持ってるな!よこせ」
 小学生「あ!!僕のゲーム!!!」
 悪魔くん「あぁ!?文句あるのかよ?悪魔呼ぶぞ!!」
 小学生「ひぃぃ・・・・い、命だけは・・・・・」
 悪魔くん「グハハハ!!んじゃもらってくぞ!」

おれは新発売のゲームを小学生からもらった。
いやあ。おれくらい偉大な人間になると貢物がもらえるのだ。

 その時!!
妖怪「ケケケケケ!!!悪魔くん!!見つけたぞ!」
 くそ!!邪悪な妖怪だ。こいつらしつこくおれの命を狙ってくるんだよな。。。
 ぶっ殺してやるぜ!!!

 悪魔くん「エロイムエッサイム・・・・・エロイムエッサイム・・・・」
オレは急いで魔方陣をかき、仲間の(下僕)悪魔達を呼ぶ!!
 メフィスト2世「悪魔くん!!呼んだかい!?」
 悪魔くん「おう!!メフィスト2世!!妖怪をぶっ殺せ!!」
 メフィスト2世「しかたねーな・・・・」
メフィスト2世は妖怪と戦う。ま、こいつはおれの仲間の中でも最強だからな。
楽勝だろ!
 と思ってたら。。。

 メフィスト2世「く・・・こいつなかなか強い。。。」
すっげー苦戦してるな。。。仕方ねえ。。。
 悪魔くん「コウモリネコ!百目!ユルグ・・・・もう全員出て来い!!!」
おれは仲間を全員呼んだ。
 妖怪「く!!ならばこっちも仲間を呼ぶぞ!!みんな来てくれ!!!」
悪魔たちと妖怪たちの壮絶な戦いが始まった。
 コウモリネコ「このやろ!!」
 ユルグ「ぐぐぐぐぐ!!!!」
 妖怪「くらえぇぇぇ!!!」
 サシペレーレ「てぇ〜〜〜〜いぃぃ!!」
 
 その激しい戦いのなかコウモリネコは妖怪の攻撃を受けその場に倒れる。
他にも何人かの悪魔たちが大きな怪我をする。

 おれはその時、喫茶店に入ってアメリカンコーヒーを飲んでいた。
ま、別にオレが直接戦うわけじゃねーからな。しかしここのコーヒーはうまい。

 しばらく雑誌を読んで時間を潰していると
ボロボロのメフィスト2世があらわれる。
 メフィスト2世「あ、悪魔くん。。。
         一体俺たちは誰の為に命がけで戦ってると思ってるんだ!!」
 悪魔くん「ん?おれのためだろ?」
 メフィスト2世「そうだ!!君を守るためにオレたちは戦っているのに
         君はこんなところでコーヒーなんて飲んで・・・・!!!」
 悪魔くん「うるせーな。いいか!
       よ〜〜〜く聞けよ!!おれはお前らの主人でおまえらは
      おれの下僕なんだよ!
     下僕がご主人様に意見するなんて1億年早いんだよ!!」
 メフィスト2世「ぐ・・・・・!!!こ、殺す!!!!」
 いきなりメフィスト2世が襲いかかってくる。

   だが!!
 コウモリネコ「やめろ!!メフィスト2世!」
メフィスト2世を押さえつけるコウモリネコ
 メフィスト2世「は、はなせ!!お前だってこいつを殺したいと思わないのか?」
 コウモリネコ「思うさ!!こんな最低な奴生きてる価値なんてないしな!
        けどよ!こいつは1万年に1度しか現れない救世主なんだ。
        妖怪を倒すには悔しいがこいつが必要なんだよ!」
 メフィスト2世「く・・・そうか。なんでこんな卑劣な奴が救世主なんだよ」

 悪魔くん「グヒャハハハハ!!分かったか!下僕ども!!わかったらおれの
       靴をなめな!!ケーッケッケッケッケ!!」
 コウモリネコ「本当に悪魔だぜ・・・・」

 悪魔くん「お!そんなことより!!
     オレ様の命を狙った妖怪はもちろん殺したんだよな!?」
 コウモリネコ「いや、逃げられた。。。。」
 悪魔くん「このバカ!!!追いかけて殺せよ!!」
 コウモリネコ「しかし、百目とユルグがひどい怪我をして・・・・」
 悪魔くん「そうか。。。またあいつら怪我したか・・・・・・・・
        なあ!前から思ってたんだけどよ。」
 コウモリネコ「何を?」
 悪魔くん「あんまり戦力にならねーよな?」
 コウモリネコ「はい?」
 悪魔くん「百目とユルグだよ。あいつらクビにしてよ。あたらしい悪魔を仲間に
       しねーか?」
 コウモリネコ「いや、しかしあの2人は一生懸命悪魔くんを守ろうとして。。。」
 悪魔くん「でもやっぱクビじゃダメだな。
      見せしめにあいつら(百目たち)処刑してよぉ。
       ほかの悪魔たちの指揮をあげようぜ!」
 コウモリネコ「は??一体どんな理由で処刑するんだよ!!ひどいぞ!!」
 悪魔くん「処刑理由は怠慢だな。あいつらは気を抜いているからよく怪我を
      するんだ!全く使えねえ!!だから死刑だ!」
 
 フハハハハハハハハハハハ!!!
愉快だぜ!!ま、悪魔たちは死んだら新しいの探せばいいだけだしな!
 役に立たない奴は即処刑してやるぜ!
 最近、ストレスがあるからな。明日には百目とユルグを処刑するか!

 メフィスト2世「おい。コウモリネコ・・・・いいな!?」
 コウモリネコ「おう。」

 悪魔くん「お前等がいくら死んでも代わりはいるけどなあ!
      おれが死んだら代わりはいねえんだぞ!
      もっと気合をいれろよ〜〜〜!!!
     グヒャハヒャハヒャハヒャハヒャ・・・・・・・・・・」
 メフィスト2世「死ね!外道!!!」
 悪魔くん「・・・・・・・・あろ!?」
おれはメフィスト2世にぶっ殺された。

 メフィスト2世「確かに・・・・悪魔くんがいないと妖怪を退治できないかもしれない。
         けど、妖怪より邪悪な存在を許すことの方が危険だ!!」
 コウモリネコ「ああ・・・そうだな。
         こいつに比べれば妖怪の悪行なんてかわいいものだ」





 そして長い年月をかけて悪魔たちは妖怪を退治した。
 
 





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