ドキュメント





 管理人「こんにちは。管理人です。皆さんはテレビや新聞で色々な犯罪を
耳にすることがあると思われますが、刑務所の中はどうなっているのか。
詳しいことをご存知でしょうか?今日は刑務所の中を取材して来ました。」




ここはカサンドラという多くの受刑者を収容している刑務所。
強盗、殺人の罪を犯した者からスリ、万引きの常習犯まで受刑者はたくさんいる。
ここの刑務所の所長はウイグル氏。
彼は職員はもちろんのこと、囚人たちからも慕われている。

その理由はどんな凶悪な罪を犯した囚人であろうと彼は1人の人間と見ているのだ。
だから3ヶ月に1度は必ず囚人たちに太陽の光を与え、囚人達の娯楽、楽しみのために
お馬さんごっこをいっしょにするという。
それ以外にも自分のあごひげを抜き何本抜けたかによって処刑者を決めるという
非常に画期的なシステムの考案もした。
このシステムは囚人たちにも好評!
ドキドキ感がたまらないという。

ウイグル氏はまたユーモアもあり、
万引きで捕まった囚人を間違えて処刑してしまい
「な、何てひどいことを・・・・」
という声に対しても
あ〜〜〜聞こえんな〜!!
とお茶目にトボけ、刑務所の職員、囚人から
「あっはっは。もうウイグル所長ったら(笑)」
と笑いがたえないという。

それではカサンドラの衛士をしているライガさんとフウガさんにインタビューをしたいと思います。
リポーター「ウイグルさんはどんな人ですか?」
ライガ「ウイグル・・・・あいつは自分の楽しみのためだけに、こんなことをしているんだ。
奴は俺達の弟ミツまでも・・・・・」
フウガ「ラ、ライガ!!{職員に話を聞かれているぞ!}←ライガの耳元で
い、いや〜と、と、とても素晴らしい人ですよ!」
ライガ「え、ええ。本当に優しくて偉大な人です!!」

やはりウイグル氏は評判どおりみんなから慕われているようだ。
まさにカリスマ所長である。

そんな時ふと疑問に思った。
このカサンドラでは今まで脱獄はもちろんのこと
出所した人間がいないという噂がある。
一体何故だろう。。。

そこで近くを通った職員の1人、ザルカさんに聞いてみた。
ザルカ「ああ。カサンドラから出所した人間がいないことね。
そりゃ、簡単な理由だ。ここの囚人は例外なく処刑されるからな」
と言う。

どういうことだろう。
我々は詳しいことを知るために、色々と調査してみた。
そして2,3日してその答えがわかった。
カサンドラへ収容される囚人は死刑の判決を受けた人間ばかりだからだ。

ここの囚人の弁護士をしたという横山さんに話を聞いてみた。
横山弁護士「僕が弁護した人は万引きだったねえ。
初犯だったし、執行猶予付きの釈放を求めたんだよ。僕はね。
検事は3年の懲役にしろとか無茶言ってね。
結局裁判官が死刑の判決を出したよ」

リポーター「万引きで・・・死刑ですか・・・・・」

横山弁護士「おかしな判決と思うでしょう?でもそうじゃないんだよね。
裁判官は法の番人の異名をもつ 狗方眼ガルフ氏 だよ。
愛犬のセキを隣りに座らせて「セキこの男、無罪か死刑か?」
と犬に問うんだ。それでウォンって吠えたから
「そうか 死刑だな」って判決したんだ。
司法の世界では犬こそ法律だからね。当然の判決じゃないかな。」

そうか。我々は自分たちの常識で万引き程度で死刑はどういうことだと
思っていたが司法の世界では犬が判決を決めなければならないと
憲法で決められていたのだ。
つい先日の憲法改正のことなのでご存知でない人も大勢いるのではないだろうか。

さてそろそろ番組終了の時間が近づいてきました。
今日は心温まるお話でしたね。
最近は囚人を人と扱わない収容所の職員が問題になっているなか。
このカサンドラでは囚人達の明るい声(悲鳴か?)がありましたね。
そしてカサンドラの所長ウイグル氏の人気の秘密。
法の番人ガルフ氏の公正な判決。
憲法改正について。

色々なお話でしたね。
それではこのへんで失礼します。

                            See you again















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