スーパー外道大戦?


「第弐話 異世界の住人」
(シローさんの投稿作品)

 
 



「磯野カツオ君だね?」
 傷ついた僕に話し掛けてきた、謎の青いタヌキ・・・・・・・・・
「君に大事な用があるんだ・・・・・・・・ついてきてくれないか・・・・・・・・・・」
(こいつ・・・・・・・・波平の手先か!?・・・・・・・・・)
「安心なさい・・・・・・・私は君の仲間ですよ・・・・・・・・・(そう、今の所はね・・・・・・・・・)」
(心を読まれた!?)
僕は言われるがままに、彼の後をついていった・・・・・・・・
しかし、妙だ・・・・・・・こんな奴が町を歩いているのに、この町の住人は驚きもしない・・・・いや、驚きはしていないが・・・・この町の住人は彼にどこか怯えているようだった・・・・・」
「ここが僕の家だ」
僕は目を疑った!? 目の前に見えるのは、ごくごく普通の家だった いや、むしろ周りの家より粗末な家だ
 僕は家に上がると彼についていき、2階に足を運んだ・・・・・・・・・
そして階段から見て左の部屋に踏み入る・・・・・・・・・
血だらけの眼鏡と数多の肉片が落ちていたが、それはあまり気にしなかった・・・・・・・
「それで・・・・・・・僕に何のようです・・・・・・・・・・」
「まぁ、それより自己紹介がまだでしたね・・・・・・・・私の名前はドラえもん・・・・・・・
そして、そこの肉片がのび太といいます・・・・・・」

「ドラえもん?」
ドラえもんが言った
「ここは貴方の住む世界ではありません・・・・・・・言わば、別次元・・・・・・・」
「別次元?」
「つまり貴方が住んでいた世界と、この世界は存在している世界が違う・・・・・・と言えば分かるでしょう」
「では、本題に入ります・・・・・・・・貴方は磯野波平が造った人造人間です・・・・・・・
そして、波平は貴方にNUKEGEシステムを組み込んだ・・・・・・・」
「NUKEGEシステム?」
「NUKEGEシステムは次元を超えるシステムです・・・・
貴方がこの世界に来たように次元を行き来することができます・・・・・・・・・」
「しかし君は自我を持ち始め波平の意思に従わなくなり、波平は君が邪魔になった・・・・・・・・」
「そして波平の真の目的は他次元の制圧です・・・・・・・・
そのために、もっとも完成された人造人間であるTARAO、IKURAの量産・・・・・・・
そしてNUKEGEシステム・・・・・・・」
「いずれ、ここにも波平はやって来るでしょう・・・・・・・・・・
その為に君のNUKEGEシステムが必要・・・・・・・分かりましたか?」
「だけど、母さんは米制圧兵器だって・・・・・・」
「それは、TARAO,IKURAの量産の為の資金を手に入れる為でしょう・・・・・・・」
「どうです、協力してくれますか?」
カツオは、しばし遠くを見つめていたが、重い口を開いた・・・・・・・
「やります・・・・・・もう、帰る所も無いし・・・・・・・・」
「賢明な判断です」
そのとき、外から爆発音が聞こえた
ドラえもんが言った
「予想より、少し早く来ましたね・・・・・・」
「来たって何が!?」
「波平の兵ですよ・・・・・・・」
カツオは窓から外を確認した・・・・・・辺り一面、焼け野原になっていて家の前にスーツ服の男が立っていた・・・・・・・・・・・・
「あっアナゴさんだ!」
「アナゴ?・・・・・・」
「僕の知り合いだよ!凄く優しいんだ!」
「アナゴさぁ〜ん!どうしたの?こんな所で?」
「やめなさい!カツオ君!!その男に近づくな!!!」
「何、言ってるのさぁ〜ドラえもん?アナゴさんはいい人だよぉ〜 ね、アナゴさん?」
「ふぅ〜随分、アマちゃんだねぇ〜カツオくぅん?」
「え?」
アナゴはカツオに銃を向ける・・・・・・・
「冗談きついよ アナゴさん? え?」
「まだ分からないのかい?馬鹿だねぇ〜♪ 波平様からのご命令だ・・・・・・・恨まないでくれよぉ〜♪」
「こ、この力・・・・・・・・人間じゃない!?」
「今、分かったのかい?すごいだろう!この力!!!!サラリーマンだった時の俺とはレベルが違うんだよ!!!!」
(逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!)
「あ、言い忘れてた!あと3分後にこの次元の地球に向けて数億の核弾頭が降り注ぐ!どっちみち、お前は死ぬんだ!!まぁ・・・・・・今、この俺が殺すから関係ないがね!」
「あばよ!」
そういうとアナゴは銃の引き金を引いた・・・・・・・・・
「危ない!」
そう、ドラえもんが叫んだ!
「スモールライトォ〜」
ライトから光が降り注ぎ、アナゴに放射される・・・・・・・ するとアナゴは1cmほどのサイズになり、ドラえもんの丸い手で叩き潰された・・・・・・・
「カツオ君!シェルターへ!!!核がもう来る!!!」
「うん!」
2人は急いで、シェルターの中へ逃げ込んだ
 
 
 
   199X年 地球は核の炎に包まれた・・・・・・・
  あらゆる生命体は絶滅したかに見えた・・・・・・・・
 しかし人類は死に絶えてはいなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
            ケンシロウ来襲まであと
                   15日
 
 
 
 
 
                                 続く・・・・・・・・
 







YOU:
 シローさん!投稿ありがとうございます!!
 スーパー外道大戦の続きですね!
 ドラえもんの丁寧な言葉って無気味ですね(笑)
 アナゴさんまで倒してしまうドラえもんって本当は味方なのか敵なのかわからないですねえ。
 
 ケンシロウまで登場するとどうなるのでしょうか。
 展開がわからないだけにスゴク楽しみです!!






戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送