Dr トキ

 名前  トキ
 登場  北斗の拳6巻
 出身  奇跡の村
 職業  医者
 趣味  変装、医学の究明
 実績  病気や怪我などで歩けなくなった者
      などの足を直したり、口がきけない
      者も歓喜の声を出して喜ぶ
      救世主である。
 名言  「オレは天才だファハハハ!!」
      「媚びろぉ〜!!媚びろ〜!!」
      「間違ったかな・・・」
      「うわらば」

     某スタジオにて
スタッフA「ほら、そこぉ!早く楽器わらって!時間無いんだから」
スタッフB「はい、いいですかぁ?それでは・・・本番5秒前!4,3,2・・・」
 スタジオの中央に1人、やや緊張した顔をして立っている。

??? 「初めまして!私はこのたび、司会をさせてもらうこととなった管理人といいます!
      みなさん、よろしくお願いします」
管理人 「ここでは、毎回ゲストをお呼びして貴重なお話を聞く番組(?)です。来てくれるお方
     はそれぞれすばらしい実績を残されてきた、とても偉大な方たちです。
     新人の私なんかに司会ができるか不安はありますけど、頑張ります!
     それでは記念すべき最初のゲストは・・・・・え?この人って。本当に出演してくれるの?ホント?」
 かなりビックリしてスタッフに尋ねる管理人。スタッフは早く進行しろとジェスチャーで伝える。
 あわてて進行を続ける管理人。そしてゲストを呼ぶ。
管理人 「奇跡の村よりおこしの、トキさんです!!!」

 パチパチパチ・・・・・・・観客席から拍手が起こる。花道を1人の男が歩いてくる
管理人 「初めまして!トキさん。」
 挨拶する管理人。緊張しているようだ。
トキ   「フム。オレがトキだ」
 と自信たっぷりと答えるトキさん。気のせいだろうか目が狂気に染まっているように見える。
管理人 「しかし、本当に会えるなんて感激です!!!医学の究明に励み、
天才なのに努力を怠らないなんて本当にトキさんは偉大な方ですね!!!」
トキ   「フハハ。。。そうだろう。オレは天才だからな。今でも木人形(患者)を使い医学の究明に励んでるのだ。おまえらのような凡人とは違うのだよ。凡人とはなぁ!ファハハ」
 目がますます狂気に染まる。しかし管理人は身を乗り出してあいづちをうっている。

トキ   「だが、最近の医者はダメだな。オレのような天才でなければ。。。
     それに、いきのいい木人形(患者)も減ってきた。先週など軽く心臓の運動を活発にする激振孔という秘孔を突いただけで3分と持たず死んだ。これではデータが取れん」
 困ったものだという顔をするトキさん。

管理人 「それじゃ、これから世界の医学はこれ以上発展していくのは難しいですね。
     これまでトキさんに世界中の医学関係のことを頼りきってましたものねぇ」
がっかりした表情で答える管理人。
トキ   「そうだな。。。だがオレはそのために、いきのいい木人形を探し出し連行してくる
     者達を編成し、あいつらは世界中を飛びまわっている。先日はヘビー級のチャンプ
     までいったボクサーを見つけ出してきたぞ。いきもいいし、いい筋肉の締まりもしていたな。フフフ」
管理人 「それでは問題解決ですね!」
 本当によかったと安心する管理人。その時携帯が鳴る。

トキ   「ん〜?誰だぁ!?・・・ハブか。どうした?ほう。。。そうか木人形が見つかったか。
     分かった。そいつを連れて来い。急げよ」
 携帯を切るトキさん。番組本番中に携帯に出るなんて。。。偉大です。
トキ   「フフフ。今話していた木人形狩り隊から連絡があってな。いい木人形が見つかったらしい。もうすぐ来るだろうから特別に木人形を使った実験を見してやろう。」
 ゲストの目が怪しく光る。
管理人 「ホントですか!?わぁ。楽しみですね♪」
スタッフのみなさんは何やらざわめく。

スタッフC「おい、おい、ちょっとやばすぎねーか?番組中に殺人なんて。。。」
スタッフD「ってより、あのトキぜってぇーニセモノっすよ。あいつはア○バじゃねーか?」
 ディレクターが管理人をこっちへ来いとジェスチャーする。仕方なくディレクターの元へ行く
ディレクター「ヤバイよ。番組中に殺人なんて。」

管理人 「え?殺人??何冗談言ってるんですかぁ(笑)・・・・・・・・あのぉ、目がマジなんです
     けどぉ、ひょっとしてトキさんの実験で人が死んじゃうってことですか?」
 最初は冗談と聞いていた管理人もディレクターの真剣な顔、スタッフの様子などを見てかなりびびっている。しかし、まさかあのトキさんが・・・と思い、勇気を出してゲストの所へ聞きに行く
管理人 「あの、トキさん。その実験で人が死んじゃったりしないですよね?」
トキ   「ん〜?何を言っている。オレは天才だ。失敗するわけないだろう!?ファハハハハハハ!
・・・・・・・・・ま、たまには失敗するがな」
 自信たっぷりと返すゲスト

管理人 「そうですかぁ(笑)でも、天才なのに自分の失敗も認めるなんて本当に偉大ですね!
     ん?もし、失敗したらどうなるんですか?」
 管理人はほっと安心し、スタッフのみんなにも取り越し苦労だよと言う。
トキ   「ま、死ぬだろーな。だが、死んでも医学の究明のために死ぬのだ。本望だろう。フフフフ
      だが失敗は成功のもとというしなぁ!?」
管理人 「そうですね!みんないっぱい失敗して成功するんですもんね。」(おいおい)

 ざわめくスタッフたち。けれど管理人はゲストを尊敬のまなざしで見ている。そこへ誰かが入ってくるプロレスラーのような体格の大男と彼の肩にちょこんと髭の生やした小男が乗っている
 その後ろに首輪をつけたわりと体格のいい男が大男に引きずられ、何やら助けてくれと叫んで、なんとか逃げようと試みるが脱出不可能のようである。

トキ   「ん〜??ハブとギュウキか。ほう。。。そいつが新しい木人形か。
なるほどいい締まりをしている・・・・フム活きもいい」
 首輪の男に秘孔を突き、身体の自由を奪ったあと彼を興味深く観察したあとゲストはそう答えた。
トキ   「さて、はじめるぞ。。。フ。安心しろ新しい秘孔の究明だ!
成功したらおまえのパンチのスピードは倍になる」

 首輪の男の秘孔を突くゲスト。パニックになるスタッフ。相変わらず目をキラキラさせて
ゲストを見ている管理人。狂ったように泣き叫ぶ首輪の男。トキさんは素敵な笑顔をしている。
首輪の男「いっ!いてぇぇ!!!や・・・やめてくれ!くだけそうだ〜〜〜〜〜〜!!」
トキ  「ん?」
首輪の男「あいいぎがが!!!あがががが〜〜〜〜!!!」
ごきごきっ!めりっ!!!ボギャっと嫌な音がスタジオ内に響きわたる。



        残酷のため一部カットします

トキ  「フム・・・この秘孔ではないらしい。捨ててこい!オレの求める医学はまだ遠い」
遠くを見つめながらトキさんはそう言った。そんなトキさんを管理人は尊敬の目で見つめる。
 卒倒する女性スタッフ。硬直するディレクター。まさに阿鼻叫喚だ。
次の木人形をもてとゲストはハブ(小男)とギュウキ(大男)に冷静に指示を出す。

管理人 「失敗してしまいましたが、次こそは成功しますよ!惜しかったんですもん。
     でもスタッフの人お掃除大変そー。ま、私には関係ないからいいけど。」
  できたばかりの真っ白のスタジオが、たった1日で真っ赤に染まっている。

管理人 「もっとお話をお聞きしたいのですが、残念!そろそろお時間のようです。
     トキさん。今日は本当にありがとうございます。すごい勉強になったなって思いました♪
     また是非、遊びにいらして下さい!!!!」
トキ   「フフフ・・・今度来る時は木人形を用意しておけ。ファハハハハハ・・・」
 と、止めてくれ〜〜足を止めてくれ〜〜といいながら後ろ向きに去って行くゲスト。
 退場する時に、「うわらば」と叫びハブとギョウキを引き連れスタジオから出て行った。

 番組終了後
地獄のようなスタジオ内ではうふふふと狂気のまじった笑いをあげる者、人間不振に陥る者
まばたきひとつしないで、ただただ硬直する者たちでいっぱいだった。
少ししてからパトカーと救急車が到着した。

 次の日も、またその次の日もゲストの、トキさんの病院は繁盛していた。
この番組を見て診察にくるお客がますます増えたらしい。
また、その病院からは今日も何故か悲痛な悲鳴が響き渡る。
 余談だが後日、管理人は風邪にかかった友人をトキさんに紹介したが、その友人は行方不明となった。その友人の行方をご存知の人は管理人に教えてあげてください。とても心配しているようですから。





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