ピーター・ハン





 ある街のある家にカイ、ブコウ、サトラの3兄弟が住んでいた。
いつものように3人は親アサムの仕事の手伝いが終わり、
部屋で休んでいた。
カイ「なあ、童話とかにあるネバーランドって信じるか?」
ブコウ「ネバーランド?夢の島のことか?」
サトラ「そんなところがあったら一生遊んでくらせるな」

この3兄弟はそれぞれ父親、アサムの稼業を継ぎたいと思っていた。
だが、自分は稼業を継ぎたいという野心を他の2人の兄弟には知られたくなかった。
なぜなら、2人を油断させておきたいと考えていたのだ。
いつものように上っ面だけの会話を進める3人。

ブコウ「ネバーランドにご招待しますって絵本みたいな話があったら面白いよな。」
サトラ「そこで色んな冒険したりしてな!」
カイ「ハハハ。いいな。それ!」
と心にもないことを言う3人

その時
何か小さいものが横を通り過ぎる
サトラ「何だ!?今の?」
ブコウ「虫・・・・・じゃないよな?」
カイ「まさか。。。。。。妖精ってやつか!?」
ブコウ「光ってたからな。探しやすいように電気を消してみようぜ」
カイ「よし!分かった。それじゃ消すぞ」
カイは部屋の電気を消した。

すると
???「ひ、光が!!く・・・・暗い」
サトラ「ん?誰だ!おまえは!!」
ジャコウ・ベル「おれの名はジャコウ・ベル!妖精だ!!
て、てめえら!それより電気をつけろ!!」
カイ「ん?こいつが妖精か?」
ジャコウ・ベル「ひゃああああ〜!!
きさまら〜暗いじゃねえか〜!!」
と発狂するジャコウ・ベル

カイ「ち、仕方ねーな」
と電気をつける。
ジャコウ・ベル「ふ〜・・・・」
と少し落ちつたようだ。
その時


ばぁん!!


と部屋のドアが砕け、1人の男が現れた。
サトラ「だ、誰だ!?」
ピーター・ハン「おれの名はピーターハン」
とオールバックで口ヒゲを生やし、チェスに興じる
1人のナイスミドルがそこにいた。

カイ「か、家宅不法侵入だ!!!」
ピーター・ハン「何を言っている!?おれを呼んだのはおまえ達ではないか」
サトラ「は?おれたちはネバーランドに行きたいって言っただけだ」
ピーター・ハン「フ・・・だから、おれがそこへ連れて行ってやろう。」
ブコウ「本当なのか?」
ピーター・ハン「ああ。本当だ」
カイ「そうか!ネバーランドか。そこで遊んで暮らせるなら
オヤジの稼業なんてどうでもいいかもな!!」

ピーター・ハン「遊んで暮らせばそれでいいか・・・・
おまえには野心はないのか?」
カイ「そんなもの、どうでもいいさ!」
ピーター・ハン「だったら生きていてもしかたあるまい」
カイ「は?」
ヒュウウウウウウウ〜〜〜
と風が通りすぎる。
カイ「ぷあ!!」
と破裂するカイ

ピーター・ハン「北斗琉拳奥義!!魔武紅葬!!
オレの拳は疾風!!
そのはやさに、いまだかつて誰も拳の影すら見たものはおらぬ」

ブコウ「死ね〜!!」
と殴りかかる
ピーター・ハン「もう葬っている」
ブコウ「たわば!!」
とブコウも破裂する

サトラ「き、貴様・・・・
そうやって何人の男を殺してきたのだ!?」
ピーター・ハン「百人から先は覚えていない!!」

ピーター・ハン「さて、そろそろネバーランドへ行くぞ」
サトラ「いや〜〜〜!!おれはオヤジの稼業を継ぐんだ!!」
嫌がるサトラ。
しかしピーター・ハンは問答無用で連れて行く





ここはリムジンの中
ピーター・ハンはワイングラスを片手に美女を隣りに座らせ
チェスに興じている。
サトラ「一体どこまでつれて行くんだ!?」
ピーター・ハン「フ・・・もうすぐネバーランドへ到着だ」
それから1時間ほど走り、それから船に乗る。
そして島が見えてきた。

ピーター・ハン「さあ到着だ。ここがネバーランドだ」
サトラが連れてこられた場所は
男子の生存率1%という
闘いの修羅しか生まぬというネバーランドだった。

サトラは最初に仮面をつけ下級修羅として生きることとなる
このネバーランドはまさに天国であった。
闘技場で100人の男と闘い、そこで生き残ったものを初めて修羅と認められるのだ。
今まではたいした目的もなく過ごしていたサトラも
「今日も生き残った」という喜び、安堵感を知り
男として成長していった。
サトラは近い将来、仮面をはずすことを許され
そして多くの修羅と闘い勝利をつかみ、羅将とよばれる男と会うこととなる。

その羅将こそピーター・ハンの本当の顔であり、この島を支配している1人であった。
サトラはピーター・ハンの秘書として活躍することとなるが・・・・・
それはまた別のお話で。。。。。










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