カツオくん




 やあ。みんな!僕の名前は磯野カツオ。小学五年生
僕はもうず〜〜〜っと「FF X(ファイナルファンタジー10)」をしている。
夏休みだからね。もう起きてる時間は全てゲームをしているよ。
しかもまだ一度もセーブしてないんだ。
セーブなんてしてたらゲーマー失格だよ(←違うと思うけど)
父さんは「カツオ!いい加減にゲームをやめなさい!!」と怒鳴るけど・・・・・

あんなハゲの言うことなんか いちいち聞いてられっかよ!

バタフライナイフを首に突きつけたらおとなしくなったぜ。
ま、居間においてある たったひとつのテレビを俺が独占してるわけだからな。
最初は姉さんたちから文句もきたよ。
 けどよ。俺は姉さんがアナゴさんと不倫してるのを知ってるし、
母さんとイササカ先生との関係も知っている。
もちろん、ワカメやマスオさんの秘密も握ってるぜ。
 だから俺に逆らう奴はこの家にはいねえんだよ。
そんな時・・・・



タラちゃん「ただいまです〜〜〜!」
イクラちゃんたちと旅行に行っていたタラちゃんが帰ってきた。
ったくうるせえガキが帰ってきたぜ。
ガキと会話すると疲れるからな。やれやれだぜ。
おっと。今はそんなことより ゲームをしなければ!!
おし!!もうすぐラスボスだぜ。
むむ!!!なかなか強いな。
だが・・・・この魔法を使えば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おっしゃあ!!
よしよし!!いいぞ!!
お!?おぉ!!
た、倒した!!!
ラスボスを倒したぞ!!!!
これでエンディングが見れるぜ!!!





タラちゃん「う〜〜ん?このコンセントは何ですか〜〜〜??」

さあ!待ちに待ったエンディングが始まるぜ!

タラちゃん「よくわからないから
抜いちゃうです〜〜!!」(PS2のコンセントを引っこ抜く)



プチッ





カツオ「あ・・・・・・・・!!!」
タラちゃん「カツオお兄ちゃんが硬直してます〜〜〜!面白いです〜」
カツオ「・・・・・・せ、せっかくラスボスまで来たのに。な、なんてことを。これまでの苦労が・・・」
タラちゃん「歌でも歌うです〜〜。好きよぉ。あなたぁ〜。今でも・・・今でも〜〜」



カツオ「て、てめえ!!!このクソガキ!!吉幾三の歌なんて歌ってるんじゃねえ!!!
 ぶっ殺してやる!おれの苦労を台無しにしやがって!!」
俺はポケットからバタフライナイフを取り出す

タラちゃん「カツオ兄ちゃん。どうしたんですか?ナイフなんか取り出して・・・・・・・・・・・
     ・・・・・あ!分かったです。リンゴを剥いてくれるんですね〜〜」

カツオ「ふざけたガキだ!刺されてえかぁ!?」
タラちゃん「
そんなぁ。。刺されたくないです〜〜〜〜〜〜
   助けてください〜(そう言って拳銃をカツオに突きつける)」

カツオ「な・・・・け、拳銃!!!?まさか本物か!???」

 ズド〜〜〜〜〜ン!!!!

 

 な・・・・マジかよ!?タラオの持ってる拳銃は本物じゃねえか!?
ナイフで拳銃に勝てるわけねーだろ。こりゃ降参するしかねえな。
そんでタラオが油断した時にぶっ殺してやる!!!


カツオ「ごめんよ タラちゃん。僕が悪かったよ。だからその拳銃はしまってよ。お願い」
タラちゃん「僕が油断した時に カツオお兄ちゃんは僕を殺すつもりですね〜!
    甘いです〜〜〜〜♪(拳銃をぶっぱなす)」

カツオ「な・・・・・何ぃ!!?」

タラオの野郎・・・・・・俺のバタフライナイフに命中させやがった。
これで俺のナイフは壊れてしまったぜ。しかし・・・・・・すげえ銃の腕だ。本当に幼児かよ!?

カツオ「な、なんでタラちゃんが本物の拳銃をもってるんだい?」
タラちゃん「何を言ってるですか〜〜?僕が本物の拳銃を持ってるわけないです〜〜」
 ただのおもちゃの拳銃ですよ〜〜〜。
 でもこのおもちゃは よく出来てましてね。
  簡単に 生きた人間を ただの肉の塊(カタマリ)に変えることができるんですよ」

カツオ「タラちゃん。。。ぼ、僕を殺るつもりかい?」
タラちゃん「そんな。何を言ってるです〜?カツオお兄ちゃん。
    僕とカツオお兄ちゃんは 刑事ごっこをしていておもちゃの拳銃が暴発する。
   それで 運が悪くカツオお兄ちゃんが 死んでしまう。ただそれだけのこと・・・・
  つまり 事故です〜〜!!」
カツオ「ひ・・・・ひぃぃ!!頼むよ!タラちゃん!!!命だけは・・・・・・!!」
タラちゃん「さあ。カツオお兄ちゃん。黄泉の国へ旅立つ準備はできましたか〜?」
カツオ「うわぁぁぁ!!まだ死にたくない〜〜〜〜〜!!!!!」





俺が死を覚悟した時だった。

中島「磯野!!!助けにきたぜ!!!!」

カツオ「な、中島!!!」

中島「タラちゃん!!磯野は殺させないぞ!(そう言って拳銃をタラちゃんに向ける)」
タラちゃん「ほう。中島さん。僕とやる気ですか〜〜〜?」
中島「タラちゃん!降参しろ!!じゃなきゃ撃つぞ!!」
タラちゃん「中島さん。あなたにそんな度胸があるなら撃ってみるです〜
     でもそんな度胸があるわけないですよねえ。さあ撃てますか〜?」

中島「なめんなよ!!!(拳銃をぶっぱなす)」
タラちゃん「らりるれろです〜〜〜(弾丸をよける)」

何だと!?タラオの奴、拳銃の弾丸をよけやがった。。。本当に人間かよ!?

中島「くそ!当たれ!当たれ!!当たれぇ!!(拳銃を乱射する)」
タラちゃん「無駄です〜〜〜。当たらないですねえ。(弾丸を全てよける)」
カツオ「おい!中島!!助けにきたんだから少しは俺の役に立てよバカ!!」
中島「い、磯野。。。せっかく命懸けで助けに来たのに!!」

ちくしょう。なんて幼児だ。強すぎるぜ。
しかし、中島の奴。俺を助けに来たのはいいけどよ。まったく役に立たねえ。
さっさとタラオをぶっ殺せよな。
なんとか中島に気を取られてるうちに オレだけでも逃げれねえかな!?


タラちゃん「中島さん。おや〜?弾丸がもうなくなってしまったようですねえ。
     それではこれから僕があなたを攻撃する順番ですね〜〜〜!!」
中島「た、助けてくれえ!!!」

今だ!!!今なら逃げれるぜ!!!
あばよ!中島。おまえの尊い犠牲は忘れねえぜ!









俺はなんとか逃げた。
中島は多分、駄目だろうな。ま、俺の知ったことじゃねえけどよ。
さ〜て、これからどうするかな。
まあ、貯金は少しあるからな。とりあえずその金で生活するか。







そして1ヶ月後





おれが覚醒剤を売っていると・・・・
奴が現れた。



・・・・・・・・・・・中島だ。


中島「磯野!久しぶりだな。」
カツオ「中島。生きてたのか。」
中島「ああ。生きていたよ。なんとかな(拳銃をカツオに突きつける)」

カツオ「おい。何を考えてるんだ?」
中島「磯野・・・・・俺を裏切りやがって!!!許せねえよ!」









 ズガ〜〜〜ン!!!







おれは気づくと。三途の川を渡っていた。












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