波平の生活
















みなさん。こんにちわ。波平です。
 ワシは会社を退職(リストラされた)しました。
 それから純真な幼児たちを相手に商売をしたりしましたが、近所で問題になりましてね。
今ではのんびりとすごしてます。
 
 しかし、最近の世の中はどうなってるのでしょう!世の中は不景気だし、親父狩りには遭うし。。。
 最近は疲れることが多いです。
 それにワシの家庭も崩壊寸前ですぞ!
 ワシののタイコはノリスケと不倫をしたままなかなか戻ってこないですしな。
 おまけにワシに「お父さん」と呼ぶ変なお婆さんまで家に住みついてしまいました。
 何故かサザエたちはそのお婆さんを「母さん」と呼んで親しくしているようですが。
 犬やネコではあるまいし、お婆さんまで世話をすることになるとは思ってもみませんでしたよ。




「父さ〜ん!」

 


 む。サザエだな。





 波平「なんだサザエ。何か用か?」
 サザエさん「ちょっと夕飯の材料を買ってきて欲しいんだけど」
 波平「ダメだ!ワシはこれから公園にいってブラブラと時間をもてあまさなければいかんのだ」
 サザエ「父さん。買いに行かないとまた 夕飯はドッグフードにするわよ♪」
 波平「っぐ・・・!!わ、分かった。行ってくる」



 
 ワシは買い物に出かけた。
買うものは・・・・にんじん、たまねぎ、カレー粉、じゃがいも、肉・・・・
 ふむ。なるほど、今日の夕飯は
サバの味噌煮か!
 さっさと買い物を終わらせて帰るとするかの。









 ふう。ようやく薬局に到着したようじゃ。
さて材料を買うとするか。
まずはにんじん・・・・・ん?朝鮮人参(ちょうせんにんじん)。
 よし にんじんを発見したぞ。
 あとは・・・・むむむ。残りの材料は何だったかのう?
 まあサバの味噌煮など にんじん だけでも作れるからこれだけでいいか!
 さて買い物も終わったし、帰るとするか!





 波平「今帰ったぞ!」
 サザエさん「おかえりなさい。夕食の材料は買ってきた?」
 波平「もちろんじゃ!ほれこのとおり!!」
 サザエさん「あ〜ん?てめえ!!こんなもの買って来いって誰が言った!?」
 波平「な、何を怒っとるのだ?」
 サザエさん「まったく、てめえはタマよりも使えねえな!」
 カツオ「姉さん!とりあえずムカツクから、木刀で父さんの骨5,6本砕こうよ」
 サザエさん「そうねえ。そうしましょうか!」


 
 な、何を言っておるのだ!!サザエ!カツオ!お前達は鬼か!?





 タラちゃん「待つです〜!そんなことしちゃおじいちゃんがかわいそうです〜!」
 サザエさん「あら。タラちゃん!でもおじいちゃんにお仕置きしなきゃ!」
 カツオ「そうだよ。」



 
 さすがタラちゃんじゃ!サザエ達のような外道と違ってタラちゃんは素直でいい子じゃ!




 タラちゃん「おじいちゃん。ロシアン・ルーレットって知ってますか〜?」(拳銃を波平に渡して)
 波平「な、何じゃと!?タラちゃん!ワシにロシアン・ルーレットをさせる気か!?」
 タラちゃん「ロシアン・ルーレットなんて恐ろしいことをさせるつもりはないですぅ」
 
 
 

 ふ〜!驚いたわい。
考えてみればタラちゃんがロシアン・ルーレットをしろなんて恐ろしいこと言うわけないのう。
 タラちゃんは素直でいい子なんじゃからのう。






 タラちゃん「おじいちゃんには この拳銃でアメリカン・ルーレットをしてもらいます〜!」
 波平「ア、アメリカン・ルーレットじゃと!?
    タラちゃん。なんだね。それは?」
 タラちゃん「ロシアン・ルーレットは6発入りの拳銃に弾丸を1発だけ入れて引き金を引く。
        つまり死ぬ確立は6分の1。あんまりスリルがないんですぅ。
       でもアメリカン・ルーレットは弾丸を5発入れて引き金を引くんですぅ。
       だから死ぬ確立は6分の5!とっても面白いゲームなんですぅ!」
 波平「6分の5って・・・・ほぼ死ぬじゃないか!?」
 タラちゃん「おじいちゃん!ファイトです」
 サザエさん「さすがタラちゃん!素敵なゲームね!!」
 カツオ「父さん!早く引き金をひくんだよ!早くしろよ。ハゲ!」
 波平「おのれ!このワシを愚弄するのか!?そのゲームやってやろうではないか!」
 
 




 ワシは拳銃を自分の頭に向け、引き金を引いた。
 



カチッ





 タラちゃん「おやおや、どうやら不発(ハズレ)です〜。おじいちゃん運がいいですね!」
 カツオ「すげーぜ!6分の1の確立だな」
 波平「フ、フ、フハハハハ!み、見たか!ワシの根性を!」




 どうじゃ!ワシの根性は!磯野家のみんなはワシを尊敬するに違いないわい!
 



 
 フネ「みんな〜!夕飯ができたわよ!」
 タラちゃん「すぐ行くです〜」
 カツオ「今日の夕飯は何かな!?」
 サザエさん「キャッホー!ご飯よ〜〜!」





 そうか。もう夕飯の時間か!
そういえば腹が減ったな。さあ。食卓へ行くかの!




 
 波平「おっ!今日は鍋か。美味そうだのう」
 サザエ「ちょっと!父さんの席はそこじゃないわよ!!」
 カツオ「そうだよ。ほら、そこのタマのお皿のとなりに ”父さん”って書いてあるお皿あるよね!
     そこでご飯を食べるんだよ!」
 波平「そ、そんな!このお皿って犬用じゃないか!?ワシに犬用の皿でご飯を食えというのか!?」
 サザエ「あ?飯が食わしてもらえるだけ感謝しろよな!」
 タラちゃん「おじいちゃん。ご飯を持ってきてあげました〜!」



 
 タラちゃん!優しいのう・・・・さすがワシの孫じゃ!!



 波平「ん?タラちゃん・・・・ごれってキャットフードじゃないか!?」
 タラちゃん「そうです〜。せっかく買ってきたのにタマがそのキャットフードを食べないんです!
        だから おじいちゃんが食べるです〜!!」
 波平「タ、タマが食べないのをワシに食わせる気かー!!」
 タラちゃん「ゴチャゴチャうるさいです〜!おじいちゃん。あんまりうるさいと富士の樹海に捨てますよ」

 波平「な、なんて凶悪な眼をしておるのじゃ!ひ〜」





 おのれタラちゃん!ワシを馬鹿にしおって・・・
 なんとかタラちゃんをギャフン(死語か?)と言わせる方法はないものかのう。
 う〜ん。。。そうじゃ!!
 リカちゃんじゃ!タラちゃんの彼女のリカちゃんを誘拐してしまうのじゃ!
 そうすればタラちゃんなどワシのいいなりじゃ!!






 ワシはすぐにリカちゃんを誘拐するべく家を飛び出した。
 さてリカちゃんの家に急ごう!






 リカちゃんのお父さん「ちょっと あなたは誰ですか!?」
 波平「ワシは怪しいものではない!ちょっとリカちゃんを誘拐しに来ただけじゃ!!」
 リカちゃん「パパー!!ママー!!助けてー!!!」
 リカちゃんのお母さん「もしもし。警察ですか!?すぐ来てください!
              変な人がうちの娘を連れ去ろうとしてるんです!!!」
















 ワシは警察に捕まった。今は鑑別所のなかじゃ!
 ええい!何故ワシばかりこんな目にあうのじゃ!
 小さい子を誘拐したりするくらいで何故捕まらねばならんのじゃ〜〜〜!?
 
 まあ。。。この鑑別所には息子のカツオもいるからさみしくはないわい。
 え?なんでカツオがいるかって!?
 それはカツオが覚醒剤を常用しておることを警察に密告したからじゃ!
 さんざんワシを愚弄した罰じゃ!カツオめ。ワシの巻き添えをくうがいいわ!!
 ゲハハハハハハ!!!!
 















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