がんばれサブちゃん!!





 やあ。こんにちは。僕はサザエさんの登場人物サブちゃんです。
え?サブって誰だって?イヤだなあ。三河屋のサブですよ。サブちゃん
 いつも磯野さんとこに原付で配達しに行く。刈り上げ頭のサブちゃんです。

 さ!これから磯野さんとこに配達しに行かなきゃならない。
ええと。。。しょうゆは入ってるよね。
 三河屋のオヤジ「おい!サブ!!寄道するんじゃねーぞ!!」
 サブちゃん「はーい!!オヤジさん」

 ちっ!!うるせえオヤジだ。この前お釣りをごまかしたのをまだ根に持ってやがるな。
ちょっとイライラしながら配達用の原付に僕は乗る。
 サブちゃん「さあ行け!シャイニング・グレート・ミラクル・サンダー号!!」
僕はこの原付に名前をつけている。我ながらカッコイイ名前だ。

 磯野家へ向かっていると前方には 要注意幼児「フグタ タラオ」が歩いてきた。

 タラオ「あ!サブちゃん?何してるんですかあ?」
 サブちゃん「いやぁ。磯野さんところの配達しに行くんだよ」
 タラオ「ふーん。あ!!それじゃ僕を家まで乗せてってください!」
 サブちゃん「いいよ」

タラちゃんを乗せて磯野家に到着。僕は配達のしょうゆを持って台所の勝手口に向かう。
サブちゃん「ちわー。三河屋ですが〜〜!!」
サザエ「あらサブちゃん!ご苦労様。」
サブちゃん「代金は1050円になります」
サザエ「あら!電話で注文してからもう30分過ぎてるじゃない!?
     だから代金は払わないわよ」
サブちゃん「へ?うちはピザ屋じゃないですから、そんなサービスしてないですよぉ」
サザエ「あら。そうなの?でもこれは家族会議で決定したことだから。」
 そう言ってサザエさんは僕からしょうゆを奪い取った。

サブちゃん「ちょっと困りますよ!」
 僕がそう言うとサザエさんは台所から包丁をとりだし
サザエ「ホホホ・・・どう困るのかしら?ん〜〜!?」  
 と僕の首に突きつける。
サブちゃん「ひ・・・ひぃぃ!!だ、代金は結構です。。。。」
 僕は逃げ出した。
急いで原付のもとへ急ぐ。
 
 サブちゃん「あれ??」
配達用の原付がない・・・・確かに2,3分前までここに止めておいたのに。
 そこへまたタラちゃんが歩いてくる。

 サブちゃん「ねえ。タラちゃん。ここにおいてあった配達用の原付知らない?」
 タラオ「知ってますよ!案内するです」

僕はタラちゃんに案内される場所に行く
 
 タラオ「ここにあります〜〜」
とタラちゃんが指差す方を見ると 電柱にぶつかり廃車になった原付の無残な姿が
そこにあった。
 タラオ「てへへ。やっぱり原付って僕にはまだ早すぎますね。」

 ・・・・・・おい!オレの原付が・・・・ゆるさねえ!!!!
 サブちゃん「こぉのクソガキがぁぁ!!!!!!」
 タラオ「おや?なんですかぁ!?その反抗的な目は?」
くっ!!!なんだ?この幼児の目は!!こ、コワイ・・・
なんて恐ろしい目をしてるんだ。。。まるで長渕剛の目だぜ・・・・
 タラオ「くっくっく・・・僕の恐さが分かったようですね。」

そう言ってフグタ タラオは去って行った。

 く、くそぉ・・・・・。今日はなんて運が悪いんだ。
トボトボと歩いていると公園が見えてきた。
 お!そうだ!!
公園で遊んでいる子供達をからかえば、ストレスが発散されるかもしれない。
そう思い公園にむかって走る。

公園には数十人の子供達がいた。いや、なんでこんなに子供がいるんだ?
 その子供の中にはイクラちゃんもいた。
 イクラちゃんはベンチにふんぞり返りタバコを吸っている。
子供A「イクラ様!お靴が汚れになっております。」
と言い、イクラちゃんの靴を磨く子供がいる。
そこへいきなりイクラちゃんがその子供を蹴りつけ、
イクラちゃん「バブー!!(あぁ!?お前は靴の磨きかたも知らないのか?
          べろ でキレイになめるんだよ!!きれ〜いになぁ!!!)」
 と言い放ち、また蹴り上げるイクラちゃん。
 そこへ
子供B「あ、あの・・・言われたとおりオレンジジュースを買ってまいりました!」
 とイクラちゃんにジュースを差し出す子供
イクラちゃん「ばぶぅ!?(オレがオレンジジュースっていったら果汁100%の
       に決まってるだろーが!なっちゃんなんか買ってるんじゃねえ!!)」
思いっきりビンタをするイクラちゃん。殴られた子供は 5メートルほど ふっとぶ。

 その様子を見て恐ろしくなり、僕は走り出した。
 
 少しまた歩くと カツオくんとその友達の 中島くんを見かけた。

カツオ「なあ。中島。今日のテストどうだった?」
中島「へへへ。なんと100点だったよ。」
カツオ「100点?すごいな!」

 おや!?普通の小学生らしい会話をしてるな。すこし安心した。

中島「で、磯野は何点だった?」
カツオ「・・・・15点・・・・」
中島「はぁ!?15点?磯野・・・お前、馬鹿だな。」
カツオ「なにぃ!!怒るぞ本当に!!!」
中島「おやおや、学がない奴はいやだねえ。品性まで下劣で」
カツオ「おい!」
 いきなりカバンからサバイバルナイフを取り出すカツオくん
中島「ぼくとやるつもりか?」
 近くに置いてあった鉄パイプを構える 中島くん

カツオ「えぐってやるぜ!!」
中島「脳天かち割ってやるよ!」

 こんな光景見たくなーい!!僕はまた逃げ出した。
そして三河屋にたどり着いた。

 三河屋のオヤジ「おい!サブ!!原付はどうした?」
 サブちゃん「・・・・・・・」
 三河屋のオヤジ「サブ!!何とか言え!!」
 サブちゃん「・・・・・・・」
 三河屋のオヤジ「サブ!!サブ!!おい!」
 
 サブちゃん「うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!
        うるさい!
うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!

僕はそう言いながら三河屋のオヤジをメチャクチャに殴った。
        







 僕は職を失った。今は鑑別所の中だ。





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