愉快なサザエさん




 日曜日の18時30分
いつものように国民的な番組「サザエさん」が始まる。
 
 タイコ「ごめんくださーい」
 タイコさんとイクラちゃんが磯野家を訪ねてきた。
 サザエ「はーい。あ、タイコさん。」
 タラちゃん「わーい。イクラちゃんです〜〜」
 イクラ「ハーイ」
 タラちゃん「イクラちゃん。向こうで僕と遊びましょう〜〜」
 イクラ「ハーイ」
 
 サザエ「どうかしたの?タイコさん?」
 タイコ「私、宝くじに当たったのよ!」
 サザエ「へ?いくらよ」
 タイコ「3億なのよ!それが!!」
 サザエ「えー?本当?すごいわね(わざわざ自慢しに来たのかしら?ムカツク!!)
 タイコ「ホーーーーッホホホホホ!」
 
 カツオとワカメの部屋で遊んでいるタラちゃんとイクラちゃん。
 タラちゃん「ねー。イクラちゃん。僕すごいこと発見したです〜〜」
 イクラちゃん「はーい?〜」
 タラちゃん「 ミリスチン酸イソプロピルをいれてタバコを吸うとラリれるんです〜」
 イクラちゃん「チャーン!」
 どうやらイクラちゃんも興味を持ったようだ。
 
マスオ「やあ、タラちゃんにイクラちゃん!どうだい?
これから公園に行かないか?」
タラちゃん「わーいです〜〜!!」
イクラちゃん「ハーイ!」


 ・・・・・その日の夕方・・・・・
フネが隣りのイササカ家からハチを連れて戻ってきた。
ハチ「わんわん!!」
フネ「 おまえが朝早く吠えるから 私は寝不足だよ!!
おまえのようなバカ犬は私がお仕置きしてあげるよ!」
フネはハチを思い切り 蹴り上げる。
ハチは怒り、フネの足にかみついた。
フネ「・・・・」
フネの目が怪しく光る。

フネ「フン!!!」
グサッ!!!
包丁をハチに突き刺すフネ
「キャイン!!キャイン・・・」
フネはニヤリと薄い笑いを浮かべまた包丁に力を込める。
ドシュッ!!

学校から帰ってきたワカメが台所にあらわれる。
ワカメ「かーさん・・・何やってるの?」
フネ「何・・・・ハチがきゃんきゃん騒ぐから殺してたんだよ」
ワカメ「ふーん。」
フネ「今日の夕食はハンバーグだよ。イーッヒッヒッヒ!!」
ワカメ「・・・・・あ、あの私、お腹いっぱいだから 夕ご飯いらない・・・」




フネ「さ〜今日のご飯は ハンバーグよ グヒャハヒヒヒ」
全身、返り血で血だらけのフネがハンバーグを運ぶ。
ナミヘイ「こりゃ うまそうだな」
カツオ「わー!おいしそ!!」
ワカメ「・・・・・・(これ、ハチのハンバーグなのよね・・・)」
フネは包丁をペロペロなめながら
フネ「クケケケ。どうぞ召し上がれ!」

マスオ「ただいま〜」
タラちゃん「ただいまです〜〜」
サザエ「あら!おかえりなさい。イクラちゃんはどうしたの?
マスオ「公園で急に泣き出しちゃってね。
あんまり うるさいから 砂場に埋めてきたよ」

その時
「ごめんくださーい」
フネ「あら、ジンロクさんとウキエさん!どうかしたの?ケケケ」
ジンロク「うちの ハチ知りませんか?いなくなってしまったんですよ」
ウキエ「迷子になってないかと心配で」

フネ「あ〜ら。ハチいなくなっちゃったの〜?それは心配ね。ゲハヒハ!」
血だらけの包丁をなめながらフネは答える。
ジンロク「そうですか・・・」
2人は帰っていった。

そして食事中
サザエ「ねえ。マスオさん。タイコさん 3億円当たったんですって!」
マスオ「ええ!?本当かい?それは腹立たしいね。。。殺るか!」
カツオ「どうやって殺るの?」
マスオ「そうだね。放火しちゃおうか」
サザエ「ダメよ。もっと苦しませなきゃ!!」
タラちゃん「イクラちゃんは僕が殺りたいです〜〜!」
マスオ「イクラちゃんは今日埋めたじゃないか。」
タラちゃん「えへへ・・・そうでしたね〜。」
フネ「そうねえ。。。ヒットマンを送って惨殺しましょうよ。ウキャハヒ」
サザエ「そうね〜。一番証拠が残らないしね。。。。。」
ナミヘイ「その ヒットマンはどうするんだ?」

カツオ「そりゃ!父さんがヒットマンになるに決まってるよ」
ナミヘイ「は?」
サザエ「そうね。会社が倒産して収入のなくなった父さんにできることって これぐらいよね」
マスオ「お父さん。お願いしますよ〜〜〜」
タラちゃん「おじいちゃん。がんばるです〜」
ナミヘイ「いや、しかし・・・・」

だが、もはや家庭での地位を失い 粗大ゴミ扱いされているナミヘイは断ることができなかった。
ナミヘイ「・・・家庭での地位と威厳を取り戻すためには殺るしかない・・・・・」
そうつぶやき、ナミヘイは包丁を持ってノリスケさんのマンションへ向かった。

ピンポーン
ノリスケ「はーい。あ!おじさん」
ナミヘイ「すまん。ノリスケ・・・・」
ノリスケ「え?」

ズバッ!!
ナミヘイ「さて、次はタイコさんだ」
タイコ「オーッホッホッホッホ!!」
ナミヘイ「む!」
タイコ「感謝しますわ。おじさま!ノリスケさんを殺してくれて!
これでノリスケさんに掛けていた保険は入ってくるし、バカな夫とは別れられる!」
そう言い残しタイコさんは窓から出て行った。

ナミヘイ「く・・・このままでは明日から・・・」

だが タラちゃんが人肉を食べたいと言い出すとはこの時の
彼は予想しえなかった。そして彼以外の家族がそれに賛同するとも・・・









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