北斗の中学生






これからの話は多少大袈裟な表現も使っておりますが
真実をもとに構成しています。

管理人「今回のお話しは 私の中学生時代に実際に起きた話です。
本当は「YOUの部屋」での内容かもしれませんが
あまりに偉大な内容でしたので「偉大な部屋」に載せました。



中学時代、私のクラスのある男子は 北斗の拳が大好きであった。
当時、北斗の拳の再放送もしており(この再放送以降、北斗の再放送はしていない)
北斗の拳が好きというのは別に珍しいことでもなかった。
しかし
彼は(仮名 鈴木くん)超がつくほど北斗にハマッていた。
当時、私は北斗の拳の登場人物はケンシロウを知ってるくらいで
全然よく知らなかった(北斗の拳を詳しく知ったのはネットがきっかけ)

一度本当にビックリしたのは
ある給食の時だった。
その日の献立はカレーに杏仁豆腐と結構豪華であった。
「いただきます」をして(私はみんなで一斉に食べるのが嫌いだった)
食べかけた時
鈴木くん「今日のは口にあわぬ!」
と何と机をちゃぶ台返ししたのだ。
もちろん、その後 先生から説教を受け、あと片付けは彼が行った。

他の男子と鈴木くんの会話でも、
鈴木君は驚くと「ほ、北斗・・・・」
とつぶやいたり
いきなり近くを通った女子生徒に「ユリア・・・・」と言ってみたり
とにかくすさまじかった。

私は一度だけ彼の隣りの席になったことがあるが
1日1回は「おまえはもう死んでいる・・・・・ひでぶ!」
という意味不明な独り言を聞いたものだ。
笑ったのは 休み時間に、「シャオー!」
とレイの真似をして1人で無意味に手を振り回したいた彼が
後ろのロッカーに指をぶつけ、ひーひー言っていた時だ。
席についた彼に私は「バカ!」と言ってやった。

運動会の時、男子は騎馬戦を行ったのだが
彼は上に乗ることとなり(多分体重が軽いからと思われる)
騎馬の上にのると「どうどう!フハッハッハー」
とウイグル獄長の物真似をそっくりにしていた。
彼は24時間北斗を心に刻んでいたのだ。

そんな彼も恋をする。
相手は隣りのクラスの子である。(仮名 木下)
木下さんを何とか呼び出した鈴木君は
告白をすることとなる。
鈴木君「木下!他の男にくれてやるにはあまりに惜しい女!
俺の女になれぃ!!」
木下さん「・・・・ごめんなさい・・・・」

そしてパタパタと去って行く木下さん
信じられないといった表情で硬直する鈴木君
そのまま少しの間硬直していた鈴木君も我に返る
鈴木くん「・・・・こんなに悲しいのなら・・・・こんなに苦しいのなら
・・・・・愛などいらぬわぁ!!!」

そして砂場(陸上の走り幅跳び用の)に走っていく鈴木くん
何やらピラミッドの形をしたものを造り、
鈴木くん「聖帝十字陵!!」
となにやら絶叫していたのだ。

こんな鈴木くんともお別れの日が近づいてきた(クラス替え)
私は隣りの席からの「なにをぱら」とかの理解不能な独り言
を聞かずにすみ内心ホッした。

しかし、そうは問屋が卸さないようである。
4月に入り 新クラスに向かった私のクラスには・・・
あの鈴木くんが・・・・
しかも また隣りの席であった。

しかもそのクラスには鈴木くんを超える
とんでもない修羅が生息していたのだ。
彼は聖闘士星矢に狂っており(ちと古いと思ったが)
体育の体力測定での握力測定では
修羅「おれのコスモよ燃えるんだ。
そしてセブンセンシズに目覚めるんだ。。。」
と1人で叫ぶ。
 
そして垂直跳びでは
修羅「濾山昇竜覇ぁぁぁ!!!」
とジャンプしていた。

鈴木くんと修羅はいつも議論をしていた。
ケンシロウと星矢のどっちが強いかを。。。
2人が取っ組み合いのケンカをした時も原因は
それであった。





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