名探偵イクラ
(名探偵タラオ外伝)







恐ろしい事件が起きた。
とある大きな屋敷で主人である田代氏が死亡していた。
そしてその死体を最初に発見したのは家政婦であった。

「きゃあぁぁ〜〜〜〜〜!!」

家政婦の悲鳴を聞いて
屋敷にいる全員が駆けつけてきた。

この日、屋敷にいたのは
田代氏の息子である、田代太郎(26)、田代次郎(24) 
家政婦の 田中花子(32) 鈴木明日香(27)
執事の 山田一郎(51)、

この5人である。
5人がパニックになっていると、

ピンポーン

誰かが玄関のチャイムを鳴らす音が聞こえた。
執事の山田一郎が出ると

イクラちゃん「ハーイ(遅くなってすまねえ。
田代氏に呼ばれててた幼児探偵のイクラだ。)」

とイクラちゃんが玄関に立っていた。
そう。イクラちゃんは1週間前にこの屋敷の主人である田代氏から
有名な幼児探偵から色々とお話が聞きたいと誘われていたのだ。

イクラちゃん「バブー(おいおい。どうしたんだい?なんか様子が変だぜ!?)」
執事の山田一郎「実はご主人様が・・・ご主人様が・・・・」
イクラちゃん「バブ(どういうことだ?詳しく教えてくれ)」

イクラちゃんは執事から話しを聞くと




イクラちゃん「チャーン(なるほど・・・これは密室殺人だ!)」
息子の太郎「な、なんだって!?それじゃ俺達の中に犯人がいるのか?」
イクラちゃん「ハーイ(そうだよ。)」
家政婦の田中花子「そ、そんな・・・・」
イクラちゃん「バブ(この屋敷には6人も人がいたんだ。誰にも気付かれずに
田代氏を殺害し、逃亡することなど不可能!よって密室殺人なんだよ)」

執事の山田一郎「なるほど。確かに我々のうち誰かが犯人ですね」
息子の次郎「犯人なんて兄貴に決まってる!親父の遺産を欲しがってたからな」
太郎「何だと!?次郎こそ・・・・」
家政婦の鈴木「執事の一郎さんだって動機は十分あるんじゃない!?」




どうやら5人とも田代氏を殺す動機は持っているようである。
しかも5人ともアリバイはあいまいなのだ。

イクラちゃん「ハーイ(なるほど・・・・分かったぜ!)」

執事「え?犯人が分かったんですか?」
イクラちゃん「バブ(ああ!これで事件は解決だ!!)」

イクラちゃん「ハーイ(この忌まわしい事件の犯人は・・・・・



この5人のうち誰かだ!!!)」



執事「・・・・・・・・いや、それは最初からわかってたことじゃないんですか?」
イクラちゃん「チャーン(フ・・・・そしてこうすれば事件は解決する!!)」









ズガガガァ〜〜ン!!!!!




イクラちゃんはマシンガンで5人を射殺した。




イクラちゃん「ハーイ(これで犯人に正義の制裁を加えることができた)」



こうしてイクラちゃんは事件を解決すると屋敷を出て行った。
どんなに難解な事件でも幼児探偵イクラちゃんがいれば
全て解決してくれる。
イクラちゃんはこの世の中に犯罪がある限り戦い続けるのだ・・・・









(おまけ)結局、田代氏を殺害した犯人はだれだったのだろうか?
真相は、この5人が犯人ではない。

つまり、田代氏は誰かに殺害されたわけではないのだ。
田代氏は心臓発作で亡くなったのだった。








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