中学生のび太3




僕は静香ちゃんを彼女にすることに成功しました。
素直になり、僕の愛を受け入れた静香ちゃんは泣いていました。
嬉しかったから泣いていたのかなと思いましたが、
それから僕に対して、殺意に似た視線を感じます。

ある日、ドラえもんが言いました。

ドラえもん「のび太くん・・僕思うんだ。こんな勝手な行動はやめた方がいい。」
のび太「はぁ?どこが勝手だよ!?
俺はただ社会のゴミを・・役に立たないクズどもを排除してるだけだぜ?」
ドラえもん「クズは君だ!!」

どうやらドラえもんは故障したようです。
彼はただの機械仕掛けの狸。
それがなぜ所有者である僕に意見するのか理解できません。

のび太「いいか?ドラえもん。お前はただのロボットだ。世の中の善悪という難しいことは理解できねえんだ」
ドラえもん「違う。僕は感情を持っている。善悪の区別もつく!昨日インストールしたんだ。」
のび太「あのな。お前のもってる感情なんてものはただのプログラムだ。パターン化されたものにすぎねえ」
ドラえもん「確かにプログラムだよ。でも君の行動は間違ってる。僕の頭脳がそう言ってるんだ。」
のび太「どこがどう間違ってるか具体的に説明しろよ」
ドラえもん「だから・・・いっぱい人を殺しちゃうし。」
のび太「は〜?あのな、コソボじゃ飢餓で毎日すんげー死んでるぜ?それはいいのかよ」
ドラえもん「コソボ・・・・ああ、それだって問題だけど、僕が言ってるのはだね。」

それからしばらく言い争いをしました。
ドラえもんのメモリはセルロンなので、一度にたくさんのことを考えるとフリーズします。
だから・・・

ドラえもん「ピーピー・・メモリ不足・・」

案の定、フリーズの警報音がなりました。
こうなれば僕の思いのままです。
昨日インストールしたというソフトを削除するため、
ドラえもんのお尻にある接続口からケーブルを差し込みました。
そしてプログラムから感情ソフトをアンインストールして、
ドラえもんを再起動しました。

ドラえもんはいつものような感情を持たない、僕の道具となっていました。









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